○ジュニパーベリー(Juniper berries)
ヨーロッパ、北アメリカなどに広く分布するジュニパーの球果が薬用酒に用いられるようになったのは、1500年代のこと。利尿作用が目的でしたが、マツヤニにも似た独特の香りが人気を呼び、スピリッツとして世界的に広まりました。これが、ジンの起源です。
ジュニパーベリーのお茶は、引き締まった風味の中にほのかな甘さがただよい、すっきりしたあと味がします。強い利尿作用と解毒作用があり、体内の余分な水分や毒素を排出してくれるので、痛風やリウマチに効くことが古くから知られています。尿道炎や膀胱炎にも効果的です。ただし、妊娠中や腎臓に障害のある人は飲用しないでください。
肉をスモークするときに、葉や枝を使うこともあります。かつてフランスの病院では、空気の浄化の目的でジュニパーの葉や枝を燃やしていました。
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