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2015年6月14日日曜日

レモンバーム

○レモンバーム(Lemon Balm)

 レモンバームはシソ科の多年草で、ミントの一種。見た目はシソに似ていますが、レモンに似た香りがし、料理にもよく用いられるハーブです。地中海地方が原産ですが、貴重な植物としてアラブの商品がヨーロッパにもたらしました。もともとは東洋の植物だったともいわれます。

 レモンバームのお茶は、レモンの香りがしても味に酸味がないので、ほんのりとした甘みが楽しめます。鎮静効果や神経の疲れをとる効果があり、内蔵に働きかけて体を丈夫にします。

 不安感をとり除いて気持ちを明るくしてくれる元気の出るお茶、などといわれるのはこういう効果が高いからでしょう。発汗作用があるので、風邪のひきはじめにこのハーブティーを温めて飲むのもおすすめです。解熱効果と解毒効果で、症状を軽くしてくれます。

 クセのない味なので、他のハーブとのブレンドティーにも向きます。ミント系やレモン系なら、どのハーブと組み合わせてもハズレがないはずです。

 料理に使えば軽いレモン風味をつけることができるので、サラダやスープ、肉料理など、幅広く使えます。カクテルなどに浮かべても、させやかな風味がいきます。

 レモンバームの属名のメリッサは、「ミツバチ」という意味のギリシャ語に由来します。このことからもわかるように、レモンバームは古くからミツバチ深いかかわりがありました。花のミツが良質のハチミツになるとともに、レモンバームにもハチミツやローヤルゼリーのような高い強壮効果があると考えられたのです。

レモンバームティー

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