○エキナセア(Echinacea)
ローズ色に近い紫色のきれいな花を咲かせるエキナセアは、園芸科の間ではパープル・コーンフラワーの名で知られています。もともとは北アメリカの草原地帯に自生していましたが、画期的な薬効が注目を浴び、現在では世界各地で栽培されています。
日本では近年、健康をテーマにして人気のあるテレビ番組でとり上げられ、ブームに火がつきました。エキナケアと呼ばれることも多いようです。
ハーブティーにすると、かすかに甘い香りがしますが、苦味や酸味はなく、ほとんど゛味がしません。ブレンドティーで楽しむのがおすすめです。薬効の高いハーブと組み合わせれば、高い効果が期待できます。
エキナセアは「天然の抗生物質」ともいわれ、抗ウイルス性、抗菌性が高く、免疫機能の強化に大きな効果のあることが実証されています。感染症の特効薬であり、体の抵抗力を高めるので、さまざまな病気の予防や治療にも有効です。ガンやエイズの治療薬としても注目を浴び、研究が進められています。
風邪やインフルエンザにかかったときに、エキナセアのお茶を飲んでみてください。発熱やのどの痛みなどの症状をやわらげ、回復を早める効果の高さを実感できるはずです。作用が強いお茶なので、飲みすぎるとめまいなどの症状が出ることがあります。
エキナセアは「インディアンのハーブ」とも呼ばれ、北アメリカの先住民族は、虫刺されやヘビにかまれた傷に用いる薬にしていました。このハーブのすぐれた薬効を知っていたからです。
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