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2015年5月26日火曜日

ジャーマンカモミール

○ジャーマンカモミール(German Chamomile)

 カモミールという名前は、「大地のリンゴ」を意味するギリシャ語に由来するといわれます。この名前が示すとおり、甘いリンゴのような香りが特徴です。カモマイル(和名:カミツレ)ともいわれます。4月ごろから咲き始める小さな菜花が、大きくなるにつれて中心の黄色の部分から特有の香りを発するようになります。

 原産地はエジプトで、ヨーロッパに伝わり、ハーブティーとして親しまれてきました。人気を支えてきたのは、フルーティーな味わいに加え、幅広い薬効があるためです。

 ヨーロッパでは、不眠症、神経痛、リウマチなどの治療に、数百年前からジャーマンカモミールが用いられてきました。婦人病の治療薬としての効果も高く、現在でも生理痛などの薬として使われています。

 消化促進の働きや鎮静作用が強いので、食べ過ぎたときや、リラックスしたいときにぴったりのハーブティーです。就寝前にジャーマンカモミールのお茶を飲むのもよいでしょう。子どもの最適なお茶としても知られます。

 ミルクとの相性がよいので、ミルクティーにして飲むのもおいしく、デザートなどにするのもおすすめです。ただし、子宮収縮作用があるので、妊娠中に多量に飲むのは避けること。

 いくつかの品種があるカモミールの中で、ハーブティーの材料としていちぱん一般的なのがジャーマン種です。このほかでは、ローマン種のハーブティーもよく飲まれます。この2種は見た目は似ていますが、ジャーマン種は一年草で、ローマン種は多年草です。どちらもリンゴに似た甘い香りがし、ローマン種のほうが少し苦みがあります。ローマン種は、花だけではなく葉にも香りがある点も違っています。

ジャーマンカモミールティー

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